マッサージの効果

近年マッサージの様々な効果が科学的に証明されてきており、
より健やかな日々を送るための手段として再評価されてきています。
ここでは、マッサージの効果について解説したいと思います。

 

痛みを緩和する効果

マッサージは古くから疼痛(とうつう)の緩和に役立てられてきました。
いろいろな種類の痛み(骨痛、体内深部の痛み、線維筋痛、脊髄痛、神経痛など)に対して
マッサージを行った場合は、何もしない場合に比べて痛みが緩和することが多くの論文で示されています。

鍼(はり)や理学療法のような他の治療法に比べてマッサージは痛みを緩和する効果がより期待でき、
ほとんど副作用がないことがわかっています。

痛みを和らげると同時に、マッサージは不安感を改善し、健康に関する生活の質を向上させます。

 

血液、リンパの流れの改善(浮腫(むくみ)の改善など)

マッサージをすると血液やリンパの流れが良くなるのは、
マッサージを受けたことがある方なら実感しやすいと思います。
凝り固まっている筋肉の周囲は血流もリンパの流れも滞りがちになります。
特に、身体中から血液を運ぶ静脈とリンパは、筋肉が伸び縮みするポンプ作用の働きで動いています。

凝り固まった筋肉をマッサージでほぐしてあげることで、
筋肉の柔軟性が回復し伸び縮みしやすくなり、ポンプ作用も復活します。

 

筋肉のストレッチ効果 (筋肉の緊張を緩和)

マッサージで筋肉に圧をかけると、圧をかけられた部位に局所的なストレッチ効果が発生します。
筋肉は、適度なストレッチをされることで緊張が緩和し、
柔軟性が向上。固く凝った部分がほぐれやすくなります。
結果として、筋肉を非常にリラックスした状態に導くことが可能となります。

 

マッサージによる自律神経のバランス改善効果

自律神経は加齢によって交感神経優位の状態になることがわかっています。
その結果、常に身体が興奮し緊張状態に固まっています。
そんなときにマッサージを行うことでリラックス状態へと解放されるとともに、
自律神経も身体を休める副交感神経が活発に働くようになってきます。

自律神経はホルモンの分泌や免疫機能、内臓や循環器など体中の機能と密接に関係していますので
副交感神経が活性化するとホルモン系、免疫系、内臓機能などにも良い影響があります。
具体的にマッサージによってどんな影響があるかというと

・コルチゾール(ストレスホルモン)の減少
・白血球の増加

などが研究によって確認されています。

 

コルチゾール(ストレスホルモン)の減少

コルチゾールとは、ストレスホルモンと呼ばれるように、ストレスを受けた際に
副腎皮質から分泌されるホルモンのことです。

身体にとってなくてはならないホルモンなのですが
慢性的なストレス状態では、過剰にコルチゾールが分泌されて、糖尿病や胃潰瘍など
その他にも多くのストレスから起こる身体への不調を及ぼす原因として知られています。

マッサージによってコルチゾールを減らすことは身体にとって負担を減らすことに繋がるでしょう。

 

白血球の増加

マッサージを行うと免疫力の源である白血球の数が増加するという実験結果も報告されています。
白血球の数が増加することで免疫力が上がり、
風邪などをひきにくくなりますし、ウィルス性の病気にもかかりにくくなります。
定期的なマッサージで病気になりにくい身体を作ることが出来ます。

 

筋肉内のミトコンドリアのエネルギー産出量の増加

アメリカの実験で、運動を疲れ果てるまで行った人に10分間のマッサージを行ったところ
筋肉内のミトコンドリアのエネルギー産出量が増加したという実験結果が出ました。
ミトコンドリアとは、細胞の中でエネルギーを作り出す小器官で、
その機能が低下すると慢性的な疲労状態になると言われています。

マッサージを行うことでミトコンドリアの機能が向上し、エネルギーが効率的に作られることで
疲労回復にも良い影響があると考えられています。

 

ぜひマッサージを体験して効果を実感してみてください。